西日本旅客鉄道労働組合米子地方本部(略称:JR西労組米子地本)は、JR西日本米子支社で働く社員のうち、1,428人(2/1現在)が加入し、組織率88.42%です。また、専門社員5名、シニア社員3名、契約社員51名もJR西労組米子地本に加入しています。
支部組織は、鳥取県側が鳥取支部、米子支部、島根県側は出雲支部、石見支部の4支部で構成し、支部単位にそれぞれ分会を設け、全体で29分会により運営を行っています。 |
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主な運動の柱として、ひとつには
「安全文化の確立に向けた取組み」を行っています。
2005年4月25日に発生した「福知山線列車脱線重大事故」はもちろん、米子地本管内で2006年1月24日に発生した「JR伯備線根雨〜武庫間触車事故」では私たちの仲間、3名の尊い命を失うという事故が発生しました。
改めて、それぞれの事故の重みを深く心に刻み、原点に立ち返り、人命を預かる仕事の重責や企業の存在意義、JR西日本に働く労働者や労働組合の役割を認識するために、最重要課題と位置付け取組みを進めています。
「伯備線触車事故」発生日の1月24日には毎年「安全の集い」を開催し、悲惨な重大事故を二度と再び惹き起こさない、お客様に安心してご利用いただける安全な鉄道の再建、安心して働ける職場環境を作りあげるため、そして事故を決して忘れないために開催しています。
本年も160名の組合員が参加し、事故発生時刻の13時18分には事故現場近くに建立された「安全碑」の前で全員で黙とう・献花を行い、「絶対に事故を起こさない」決意を誓い、冥福をお祈りしました。その後、米子コンベンションセンターで「2009年安全の集い」を開催し、事故を報じる当時のニュースのビデオを上映し、その後、福知山線列車脱線事故と伯備線触車事故後の安全対策について、検証・意見交換を行い、引続き最重要課題として取り組むことを確認しました。 |
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ふたつめには
「地域活性化の取り組み」を行っています。
米子地本管内はローカル線を多く抱えているため、「地域活性化の取り組み」は避けて通れない重要な運動の柱として取り組みをすすめています。
高速道路網の整備、マイカーの普及などにより、地方の鉄道、バスなどの公共交通機関の利用は年々減少し、駅を中心とする市街地は急速に衰退しています。
交通政策は地域の足をどう守るかという地域の課題であり、「自治体・利用者・住民・そして事業者」が一体となって議論を深めなくてはなりません。地方自治体の「コンパクトシティ化」と私たちの政策課題である「駅を中心とした街づくり」は非常に共通点があり、今こそ「地方自治体とのパートナーシップ」の強化が求められているときはありません。
引続き、「自治体への訪問活動」「各種議会対策」を行います。
【現行の具体的な取り組み】
1.松江市における交通政策
(1)中心市街地にマイカーを入れない施策
◇東松江駅北側(旧貨物ヤード)に大規模無料駐車場の新設(200〜300台)
2.「新浜田駅」を高齢者モデル駅に!
(1)高齢者に優しい駅舎設備
(2)行政の出先機関の設置 |
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